05月27日 (月)|里山の恵み・伝統文化に出会う上映会『秩父の通過儀礼-若衆組と竜勢/安産祈願から帯解きまで』
昔の日本を知りたーい!
2019年5月27日 秩父特集・2作品を観ます!
19時から[夜の部のみ開催]
「秩父の通過儀礼(1) -安産祈願から帯解きまで-」1979年45分
通過儀礼とは人の成長段階に応じて行われる様々な儀礼をいう。秩父地方に伝わる通過儀礼の記録。全5作のうち最初の作品。誕生前から7才の帯解きまでを記録。
「秩父の通過儀礼(3) -若衆組と竜勢-」1981年50分
秩父地方では男子が15才になると水祝儀という成人儀礼をする。水祝儀をすませると、村の若者として本人も自覚しまわりも認めて、若衆組に入る。若衆組は、村の行事、共同作業、冠婚葬祭などで大切な役割を担ってきた。これは、吉田町の椋(むく)神社への竜勢の奉納を軸にした、皆野町立沢の若衆組のはたらきを記録したものである。
椋神社は、明治7年11月の秩父困民党蜂起の時の、人々の集結場所であった。そしてその秋まつりは、秩父一円の人々の収穫感謝のまつりとして盛大に行われる。竜勢は、それを賑わす最も大事なものであり、人々の神への感謝の気持ちが凝縮したものでもある。
「秩父の通過儀礼(3) -若衆組と竜勢-」1981年50分
撮影地:埼玉県秩父都皆野町立沢・吉田町下吉田
<作品解説>
秩父地方では男子が15才になると水祝儀という成人儀礼をする。水祝儀をすませると、村の若者として本人も自覚しまわりも認めて、若衆組に入る。若衆組は、村の行事、共同作業、冠婚葬祭などで大切な役割を担ってきた。これは、吉田町の椋(むく)神社への竜勢(りゅうせい)の奉納を軸にした、皆野町立沢(たつざわ)の若衆組のはたらきを記録したものである。
立沢では、17、8才から42、3才までの男性で若衆粗を構成している。現在も、村の道や山道の草刈り、消防団活動などと彼らのはたす役割は重要である。
10月5日の椋神社の秋まつりを前に、竜勢作りの準備が始まる。矢柄用の竹伐り、筒用の松伐り、筒作りと作業は進む。初めて参加した若者は白主的に下働きにつくなど、トウリュウ(棟梁)とよばれる経験者を中心にまとまって作業をする。竜勢作りの要ともいえる、筒のタガかけと火薬つめの作業。それらひとつひとつの工程に山村で生きるための数々の生活技術が現れる。年配者から若者たちへ、それが伝えられる。そして導火線をつげて竜勢はできあがる。
まつり当日。午前零時、若者たちは竜勢を椋神社へ運ぶ。秩父一円から集まった30余本の竜勢が、勢ぞろいする。夜明け、若者たちは竜勢をかつぎ、次々と山ぎわの発射台の櫓に向かう。発射する櫓と神社わきの櫓の上で、奉納の口上。合図とともに竜勢が打ち上げられる。
椋神社は、明治7年11月の秩父困民党蜂起の時の、人々の集結場所であった。そしてその秋まつりは、秩父一円の人々の収穫感謝のまつりとして盛大に行われる。竜勢は、それを賑わす最も大事なものであり、人々の神への感謝の気持ちが凝縮したものでもある。
竜勢の奉納が決まってから2ヶ月間、若者たちは再三会合をもち、一緒に作業を続けてきた。その作業を通じて、村人としての、また秩父地方の人としての、誇りと白覚を養う時でもあった。(埼玉県教育委員会企画/民族文化映像研究所制作)
秩父の通過儀礼(1) -安産祈願から帯解きまで-」1979年45分
撮影地:長瀞町井戸/皆野町三沢,藤原,立沢/吉田町下吉田
<作品解説>
人は、個としての生涯をたどるとともに、家族、社会の成員としての生涯をたどるが、その生涯のある年齢的時期時期に行われる多くの人生儀礼があり、その時期を通過する儀礼という意味で通過儀礼と呼ばれている。 この記録映画シリーズは、埼玉県秩父地方における通過儀礼を五つの時期に分け、それぞれを独立した五本の記録映画に束ねたものである。 その第一偏がこの「安産祈願から帯解きまで」。子どもの誕生前から数え年七才までのものをとり上げたのだが、一般的に言っても、この時期が、最も密度の高い人生儀礼の時期である。(埼玉県教育委員会企画/民族文化映像研究所制作)
里山の恵み・伝統文化に出会う上映会
☆ ☆ はまどまシアターでは「昔の日本を知りたーい!」をテーマに、日本各地に古来より伝わる伝統的な生活文化の記録を上映します。(^o^)/
日 時
2019年 5月27日(月) 19~21時 [夜の部 ]のみ開催。(開場30分前)
・上映会の前は縄ない自主練を行います。
・映画上映のあとは、神奈川お野菜の軽食を囲み懇親会(参加自由です)
場 所
はまどま(横浜市南区)
参加費
事前申込み2,000円/当日2,300円
共 催
お申込み
下記より、お申し込みください。
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